AVLinux」カテゴリーアーカイブ

AVL youtubeなどを見ながら演奏練習する


さて準備ができたところで練習しよう。
お手本をyoutubeなどで見ながら練習したいところで、ヘッドフォンから自分のギターの音と
youtubeの音を同時に鳴らさないといけない。
これもQpwgraphでヴァーチャル配線する。
以下配線例。つまりfirefoxも配線する。

AVL ギターの音が遅れる

ギター弾き始めで最初に気づいた。音が遅れる。
あれAVLってliquorixリアルタイムカーネルじゃねーの。おかしい。
Ubuntu studio25.04でも遅れる。これもリアルタイムカーネルに調整してあるはずでは?なぜ?
これを解決しようと思ってQjackctlを当初導入していろいろやってみたがだめだった。LLMにもいろいろ教えてもらったがだめ。
根本的なところが食い違っていたのが原因。
つまり前の記事で書いたpipewireで制御されているシステムだったのが原因。
さらにいうなら作者さんの説明を最初に聞いておかなかったのが原因。
だから前回長々と作者さんの説明を載せました。
ちゃんと調整できるツールは用意されていました。以下です。Ubuntuにも同様のツールはありました。
デフォルトが Quantum 2048 SamplingRate 48000 になっているところ、
256以下 48000以上にします。ちなみにSamplingRateは 48000のままでいいと思います。
これで速弾きしてしても大丈夫。デフォルトに戻すには、どちらも0にする。

AVLのデスクトップは使いにくい。のでEnlightment→cinnamonへ

AVLマルチエフェクタ化への道筋はできたが、普通使いするにはデスクトップが使いにくい。
Enlightmentという環境が採用されており、慣れればいけるだろうと思っていたが。 ダメだ。
そこでcinnamon化した。やり方は過去記事で一回やってるのですんなり行った。
「DebianベースのMX-Linuxを基にしてできたAV LinuxのLinux-Mint
みたいな見た目になった。画像以下

オリジナルのAVLinux画面 使いにくいっす。(ホームページサイトより)

その他「ArchベースのEndeavourOSを基にしたAVLinuxの機能がついたLinux-mintみたいなデスクトップ」
も作ってみました。これはこれで利点あるのですが、後日報告します。

AVLにギターエフェクトプロセッサRakarrackインストール

AVLと同時にUbuntu25.04も別のPCにインストールして比較しながら使うことにした。
UbuntuにはRakarrackというアプリあり。見た目にguitarixより豪華感満載だったので、AVLにも入れた。
あっさり sudo apt install rakarrack で入った。
qpwgraphで配線もスムーズ。音も鳴った。
Bankにすごい数のプリセットエフェクトがあります。120個も入っている。鳴らしているだけで楽しい。

qpwgraph 配線例

Rakarrackの操作画面

RakarrackのBANK

参考まで。Guitartixの操作画面 比較的シンプルです・

AVL バーチャル配線はQjackctlではなくQpwgraph

物理配線は簡単でしたが、これだけでは音が出ません。
実際ギターで音を鳴らすにはAV linux内でのバーチャルな配線が必要です。
中途半端に知識があったので、Qjackctlでいけるやろうと思っていましたが、
プリインストール一覧に無いし、インストールしても
studio24の配線が見えない。
ネットの情報も古くどうやら2025年初頭を境にオーディオクリエイト環境トレンドも、pipewireに統合されていたようだ。後の記事も書く予定のUbuntu studio 25.04もそうなっていた。
作者さんの説明ではqjackctlの変わりにqpwgraphを使えって。

PipeWire接続を視覚的に確認できるqpwgraphも含まれており、QJackControlのグラフインターフェースと同様の機能を提供します。

このように、ちゃんと書いてあった。プリインストールしてあるguitarixでの配線例は以下です。qjackctlのグラフに似ているから使いやすい。

AV Linux 23.1 をギターのマルチエフェクタにする。

とっても簡単ですが構成図です。

早速接続してみる。至ってシンプル構成。
まずオーディオインターフェイスが必要ということで
まずはpresonus studio24cにした。

機材はできるだけ安くしたい。倹約DIYさんみたいなコンセプトで行きます。
・presonus studio24c 15000円 これが新規買い物で一番高いが万能マルチエフェクタ代と思ったら安い。
・エレキギター 
これは数年前に買ったフェルナンデスの安物。ストラトタイプ。安物つくりすぎて?去年倒産したメーカ。
・シールドケーブル 
ハードオフのジャンクコーナーで1500円程度で豊富に売っている。
・モニター 
ダイソーヘッドフォン
1000円の「高級」品。bluetooth標準仕様だが有線接続も可能。有線ケーブル別売り。
・ステレオミニプラグ→標準プラグ変換アダプタ。 
ホームセンターなどに普通に売ってるがアマゾン等が安い。

物理配線はこのように簡単でしたが、これだけでは音が出ません。 続く・・

AV Linux 23.1 を常用使いにする。 独自ドラムキット音源

詳細概要続きです。サイトではドラムキット音源を配布しており、それについての作者の説明です。サイトから各種フォーマットでダウンロードできます。

  1. プロジェクトの背景と目的

AV Linuxはコンテンツクリエイター向けの無料OS。もう一つのプロジェクトとして、サンプリングドラムキット(AVL Drumkits)も制作している。
前回のドラムキット「Black Pearl」から6年ぶりの新作で、今回は新たに入手した「Tama Club Jam Bop Kit」をサンプリングして無料配布する。

  1. ドラムキットの構成と特徴

ドラムキットは「Bop Kit」と呼ばれる小型・軽量・持ち運びやすいキット。
構成例:
・13インチスネア
・10インチ&14インチタム
・18インチバスドラム(全てナチュラルメイプル材、ブロンド色)
・シンバル類:Zildjian Kシリーズハイハット、Paiste 2002 16インチクラッシュ、Zildjian Armandスプラッシュ、・Sabian AAXエクスプロージョンライドと17インチクラッシュ、Wuhanチャイナクラッシュ(いわゆる「ゴミ箱の蓋」的なサウンド)
・アクセサリー:LNPカウベル、Gone Bopsトリプルシェイカー、グラナイトパーカッションのヴィンテージタンバリン(60年代風のチープな音が特徴)。

  1. サンプリング手法と工夫

通常のドラムスティック(JoJo Mayerモデル)と、Promark Hot Rods(束ねたスティック)でそれぞれ演奏・サンプリング
Hot Rodsは意外にも太く大きなサウンドが得られたとのこと。
各キットパーツごとに20〜25回叩き、その中から「弱・中・強」各5回ずつ代表的なヒットを選定。
実際のドラマーが両手で叩くことや、フィルイン時の自然さを再現するため、「センター」と「エッジ」両方のヒットを左右で収録。
これにより、打ち込みドラム特有の「マシンガン効果」を軽減し、よりリアルなフィルインが可能。

  1. 録音・機材について

ドラムシェルはApexのドラムマイクセットで個別にマイキング。
オーバーヘッドにはAston Originコンデンサーマイクを使用(中価格帯ながら優れた音質)。

  1. サンプル編集・フォーマット変換

Ardour(Linux用DAW)で録音・編集。
各キットパーツの録音から代表的な5ヒットを選び、個別ファイルに分割。
スクリプトで無音部分をトリミングし、ステレオ録音をモノラルに変換。
最終的に以下のフォーマットで配布:
・SoundFont(sf2)
・SFZ
・Hydrogen(H2)用キット
・LV2プラグイン(Robin Gareus氏が開発、GUI付きで視覚的にも操作可能)。

  1. LV2プラグインのデモ

Ardour上でMIDIトラックにドラムパターンを打ち込み、Blonde Bop LV2プラグインで再生。
プラグインはステレオ版とマルチアウト版があり、各キットパーツを視覚的に確認しながらサウンドを鳴らせる。

  1. 今後の展望

「Blonde Bop」リリース後は、ハンドパーカッション(ボンゴ、コンガ、カホン、シェイカー、タンバリン等)をサンプリングした「Give Me a Hand」キットも予定。

AV Linux 23.1 を常用使いにする。 AV Linux詳細

余ったPCをエレキギターのマルチエフェクタがわりにしたく本格的に導入してみます。まずは、本家のサイトより開発者グレンマッカーサさんの説明を、NotebookLMの力を借りてまとめてみた。

AV Linux MX Edition 23.1に関するFAQ

Q1: AV Linux MX Edition 23.1とは何ですか?
A1: AV Linux MX Edition 23.1は、コンテンツクリエーター向けに設計されたLinuxベースのオペレーティングシステムです。
ビデオ編集、オーディオ録音、グラフィックデザインなど、メディア制作に関連するさまざまなタスクをサポートします。Debian BookwormとMX Linux 23.1をベースにしています。

Q2: AV LinuxでWindows VSTプラグインを使用するにはどうすればよいですか?
A2: AV Linuxでは、Wine StagingとYabridgeを使用してWindows VSTプラグインを実行できます。まず、Wineの設定を実行してWineフォルダを作成します。次に、Yabridgeのユーティリティを使ってWindowsプラグインをインストールし、プラグインの保存先フォルダ(通常はWineフォルダ内のC:\Program Files\VSTPlugins)をYabridgeに指定します。その後、Yabridgeでプラグインを同期し、使用したいDAW(例: Ardour)のプラグイン設定でYabridgeが生成するパス(通常はホームフォルダ内の隠し.vstフォルダ)を追加してスキャンを実行することで、プラグインが利用可能になります。

Q3: AV Linuxでのオーディオ処理にPipeWireが採用されたのはなぜですか?
A3: PipeWireはLinuxの新しいオーディオ処理の標準であり、PulseAudioとJack Audio Serverの機能を統合し、これらをシームレスに連携させます。開発者は当初JackとPulseAudioの組み合わせに満足していましたが、将来的にデスクトップ環境、ウェブブラウザ、オーディオプログラムのすべてがPipeWireを使用するように移行するため、この新しいテクノロジーを採用する以外の選択肢はないと考えています。PipeWireでは、従来の「バッファ」の代わりに「クアンタム」という用語が使われ、レイテンシーの調整やサンプルレートの変更が可能です。

Q4: Enlightenmentデスクトップ環境のカスタマイズについて教えてください。
A4: Enlightenmentは高いカスタマイズ性を持つデスクトップ環境ですが、GnomeやKDEほど広範な選択肢はありません。外観の変更には、以下の3つの要素があります。GTKテーマ: アプリケーションの外観を変更します。
Enlightenmentテーマ: Enlightenment自身のコンポーネントのテーマです。
パレット: テーマの色を調整します。 また、壁紙の変更も可能ですが、Enlightenment独自の.edj形式に画像を変換してインポートする必要があります。デスクトップにランチャーを追加するには、専用のユーティリティ「EFM Action (Copy Launcher to Desktop)」を使用する必要があります。

Q5: AV LinuxのThunarファイルマネージャーで利用できる「カスタムアクション」とは何ですか?
A5: Thunarファイルマネージャーには、「カスタムアクション」と呼ばれる小さなサブプログラムが多数組み込まれており、ファイルマネージャーから直接様々なタスクを実行できます。これには、Debianパッケージのインストール、MP4/MKVビデオのロスレス結合、画像のサイズ変更、オーディオファイルの正規化、分割、ピッチ変更、形式変換(例:WAVからMP3)、サウンドライブラリ(SFZ)の作成などが含まれます。Enlightenmentのファイルマネージャーでも「Open With」オプションを通じて一部のカスタムアクションが利用可能ですが、Thunarの方がより特化しており、システムファイル管理のほぼ全てのタスクに対応できます。

AV Linux 23.1におけるオーディオ管理とカスタマイズの主要な進化点は、以下の通りです。


PipeWireオーディオサーバーの採用

AV Linux 23.1では、従来のPulseAudioとJackを組み合わせていたシステムから、Linuxにおける新しいオーディオ処理方法であるPipeWireが採用されました。これにより、PulseAudioが担っていた機能とJackオーディオサーバーが担っていた機能がPipeWireによって統合され、以前のようにPA Jack Connectで両者を結合する必要がなくなりました。

Glenn MacArthur氏自身はPipeWireへの移行に抵抗があったことを認めていますが、将来的にデスクトップ環境やオーディオプログラムがPipeWireを使用するようになるため、この変更は不可避であると考えています。

PipeWireは、PulseAudioアプリケーションと100%互換性があり、PulseAudioを使用していたシステム上のあらゆるアプリケーションが自動的にPipeWireを使用するようになります。

PipeWire設定ツール

JackではQJackControlを使ってオーディオデバイスやバッファ(レイテンシー)を設定していましたが、PipeWireではその設定方法が異なります。

AV Linux 23.1には、PipeWireのメタデータ設定ツールが含まれています。これにより、オーディオシステムのレイテンシーを低減するために「バッファ」ではなく「クアンタム(Quantum)」サイズを変更したり、システムのサンプルレートを変更したりできます。これは、特に以前のセッションが異なるサンプルレート(例:44.1kHz)で作成されている場合に、Ardourを起動する前にサンプルレートを合わせるのに役立ち、強制的なファイル変換を避けることができます。

PipeWire接続を視覚的に確認できるqpwgraphも含まれており、QJackControlのグラフインターフェースと同様の機能を提供します。

wireplumberステータスを確認できるフロントエンドも提供され、PipeWireがどのように接続を作成し、管理しているかを確認できます。


Windows VSTプラグインのサポート強化

AV Linuxの主要な用途の一つは、Wine Stagingとyabridgeを組み合わせてWindows VSTオーディオプラグインをLinux上で実行することです。

インストール後、まずWine Stagingの設定を実行して Wineフォルダを作成し、Windowsプラグインのクラッシュを防ぐことが推奨されています。

Windows VSTプラグイン(例: Camel Crusher)をインストールした後、yabridgeのGUIフロントエンドを使用して、Wineフォルダ内のVSTプラグインパスを追加し、プラグインを同期させることができます。

Ardour(およびHarrison Mixbus)などのDAWでこれらのプラグインを使用するには、Ardourのプラグイン設定にyabridgeが変換したWindowsプラグインのパス(通常は~/.vst)を追加し、プラグインのスキャンを再実行する必要があります。これにより、WindowsプラグインがArdour内で利用可能になります。

AV Linuxには、すでに小規模なフリーウェアVSTプラグインのコレクションがプリインストールされており、yabridgeが機能することを示す概念実証として機能します。

豊富なオーディオアプリケーションのプリインストール:

AV Linux 23.1には、コンテンツ制作に必要な多様なオーディオ関連アプリケーションがプリインストールされています。

DAW: Ardour(ardour.orgからの公式バージョンで、開発者がサポート)、Harrison Mixbus 32C(デモ版)、Reaper(デモ版)。

オーディオ編集・ツール: Audacity(サウンドファイルエディター)、Carla(プラグインホスト)、Calfプラグインセット、EasyTAG(タグ付け)、Guitarix(ギターアンププロセッサー)、Helmシンセサイザー、Hydrogenドラムマシン、MuseScore(楽譜作成)、Polyphone(サウンドフォントエディター)、SetBfree Hammond Organエミュレーション、Satalaドラムサンプラー(旧バージョン)、Surge XTシンセサイザーとエフェクト、Yoshimiシンセサイザー、Sunder CD Ripper。
◦プラグインホスト: Carlaは、VST、Linux VST、Ladspaプラグイン、SFZ/SF2ファイルなどのサウンドライブラリをホストできる汎用的なプラグインホストです。

Thunarファイルマネージャーのカスタムアクション:

Thunarファイルマネージャーには、オーディオファイルを直接操作できる多くのカスタムアクションが組み込まれています。これには以下の機能が含まれます:▪
オーディオファイルの正規化、トリミング、分割、ピッチ変更。

ステレオからモノラルへの変換。

サンプリングレート変換(例:44.1kHzから48kHzへ)。

様々な形式へのオーディオファイル変換(例:WAVからMP3へ)。

SFZサウンドライブラリの作成。

これらのカスタムアクションは、Enlightenmentファイルマネージャーの「プログラムで開く」オプションからも利用できます。

パフォーマンスの最適化:

AV Linuxはデフォルトでオーディオパフォーマンスのために主要なシステム設定が施されており、「リアルタイムクイックコンフィグスキャン」を実行してこれらの設定が正しく行われているかを確認できます。
これらの進化点により、AV Linux 23.1はコンテンツ制作者にとって、より高度で統合されたオーディオ制作環境を提供します。

AV Linux 23.1 を常用使いにする?? まずインストール

廉価に最高の音を目指すのも当サイトの目的なわけです。そういうわけで、jackをチープなPCに入れてみたりして、pipewireをdebian で使えるようにして来た経緯もあります。しばらく停滞していた、AV Linuxが更新されたとのことで早速入れてみました。インストールしたのはまだメインで動いているノートパソコン第二世代のcorei7 2630QM 今となればミドルロースペックのマシン。

インストールはすんなり行きません。なぜかは不明。立ち上げ後AV独自の画面から始まればうまくいくのですが、おなじみのベースであるMX-Linuxの画面が出るとうまくいきません。どちらがでるのかは運次第。インストールできたら次にすすみます。

次にソフトのチェック。見慣れないソフトがいろいろ入ってます。konalinuxのような音楽鑑賞用専門のOSではなく音楽制作目線で作成されている模様。私は一応似非ロックギタリストなので、ギタリスト目線で見るのですが興味深いソフトがあります。作曲打ち込み用のソフトや、ギターエフェクタソフトも入っているよう。エフェクタは凝りだすといろいろ買ってしまうので、ここも廉価で最高のパフォーマンスを目指すのであれば、このソフトに乗らない手はないと思います。時間があればハマってみたいところ。

作者さんは個人です。これもkonalinuxと合い通じるところがあります。違うのが自分の好きな音を聞きたいのか、自分の思い通りの音楽を作りたいのかという違いですね。作り手のプロと聞き手のプロの違い。

作者の息子さんがロックバンドをやっておりこのOSで曲を作成した模様。独自のPCMドラムセットも用意しており、無料で使用できるようにしてくれています。私は昔Yamaha RX15 を持っており重宝したのですが、無機質なのっぺりとしたドラムサウンドなので、作り込むほどに飽きがくる音源でした。最近ではこれが味になっており、ときどきUSAのラップ系ヒット曲のリズムに使われているようです。あえてRX15とはクレジットはないし、アーチストも知らなくてエンジニアだけが知っているのかもしれませんが、私は聞きこんでいるので特有のチープなハイハット音で一発でわかるのです。

次回につづく